Gmailは自動的に(Automailで使われているような開封履歴追跡用のピクセル画像も含めた)画像をダウンロードして、Gmailのキャッシュサーバーに保存します。 そして、ユーザーがメールを開いたかどうかにかかわらず、Gmailは全てのユーザーにキャッシュした画像を用います。
これは、トラッキングピクセルが正しく機能しなくなることを意味します。 メールが実際に開封された時間と場所を記録するのではなく、キャッシュされた時間とGmailのキャッシュサーバーの場所が記録されることになります。
例えば、Gmail宛にマーケティングキャンペーンを送信した場合に、送信直後に確認される開封履歴は通常、Googleのサーバーがある米国からのものです。
この開封履歴は、ただメールがプロキシサーバーによって処理されたことを示しているだけで、意図した受信者が実際に開封したことを示すものとは限りません。
ですが、この画像のプロキシとキャッシュの仕組みはGoogleウェブメールで開かれるメールだけです。 メールがThunderbirdやOutlookなどのメールクライアントで開かれる場合には、開封履歴の追跡は問題なく機能します。